サヨナラはまだ…




宗汰はベッドに肘をついて、
私はベッドで横になる。





「なんか、
昔に戻ったみたい。」



「誰かさんがよく怖いテレビみて寝れなくなったもんな。」



「うるさい。」



昔から両親が仕事に行った時は、
宗汰の家に泊まった。




「怖がりのクセになんで見るのかな。」



ホントだよね。


でもさ、
今思えば一緒に居たかったのかな、なんて。