“尚がバイクで事故ったって。
即死だったんだと。”



涙ぐんだような、
鼻をすすりながら電話をかけてきたのは宗汰だった。


宗汰も幼馴染。




何回も宗汰から電話がかかってきてて、
仕事だった私は、
電話に出れなかった。



折り返したらすぐ繋がって…。






そこから何を話したか覚えてない。




ただ、
ショックが大きすぎて、
他の情報が耳に入らなかっただけなのかもしれない。