サヨナラはまだ…




近くのスーパーに着き、
カートを押して品物を眺める。




尚くんと付き合う前は、
3人で一緒によく買い物に行ったな…。




ふと、宗汰が足を止めた。



「どうしたの?」



振り返ると宗汰が心配そうに私をみて、

「お前、痩せた?」

と聞いてきた。





「あー、ちょっとだけね。」



尚くんが死んでしまったと聞かされた日から、
食欲がなくなり、
かなり体重が減った。


でも今日の格好はダボつく服装だったから、
バレないだろう、
そう思っていた。





「ちょっとどころじゃ…。」



「あ!
お肉安い。」




私は宗汰の言葉を聞いていないフリをした。