サヨナラはまだ…




宗汰がそこまで想っていて、
私の事を考えていてくれた事に。



「知ってたよ。
見てたら分かるもの。」



尚くんのお母さんは、
仏壇の尚くんの写真を遠目で見た。




「なつめちゃんを任せるのは、
俺以外なら宗汰くんだけだって…。
尚も言ってた。」



私の顔を見た。



「なつめちゃんはどうかな?
そろそろサヨナラできそう?」



尚くんのお母さんの瞳が潤んでいくのが分かる。



つられて私も涙が出てきた。