サヨナラはまだ…




「おばさんのおせち、
すっごく美味しいです。」


宗汰が言った。



「嬉しいな。
来年もまた食べに来てね、2人で。」


2人で、か…。



宗汰の顔を見ると、
気まずそうな顔をしていた。


「おばさん、今日は話があって…。」



「どうしたの?」



宗汰が話を切り出した。



「俺、なつめが好きなんです。
尚よりもずっと昔から。
おばさんには悪いと思ってたんです。
でも、俺が尚の分までなつめを守ってやりたいと思ってます。」



「え?」



私はびっくりしてしまった。