深く考えていなかったけど。 今思えば、 尚からの最後のお願いだった。 尚が死んだ。 尚のお母さんから知らせを受けた俺は、 最初は立ちすくんでしまったのを覚えている。 ああ、 だからなつめの事を話してたのか。 納得した。 日に日に痩せるなつめ。 こうなる事を尚は見越して俺に頼んだんだ。 なつめは人一倍、 強がりで心配かけまいと無理矢理振る舞う。