サヨナラはまだ…




隣にいるのが当たり前だったから。


油断してた。



「尚くんと付き合うことになったんだ!」



ある日、
嬉しそうにいうあいつの言葉に、
俺は耳を疑った。



応援してやらなきゃ。


いつもみたいに。



そう思ってはいたものの、
嬉しそうに尚の話をするあいつを、
だんだん避けたのは自分だった。



苦しかった。



どんな形でも、
なつめの隣にいたかった昔の俺とは変わってしまった。




隣にいるのが苦痛になった。



…だから手放してみた。