サヨナラはまだ…




宗汰を心配させた事。


宗汰の気持ちに気付けなかった事。


宗汰への気持ちに嘘をつけなくなった事。


宗汰にキスをしてしまった事。




全部、全部。



「ごめん。」


たった一言に込めた。



「なつめ。
帰ろ。」


離れた宗汰は微笑んで言った。



「うん…。」




宗汰の車に乗ると、
宗汰は黙って運転して、
私は助手席の窓を眺めた。



クリスマスのイルミネーションがきらびやかで、
目がくらむ。





「あれ?」


私の家に着くと、
なぜか灯りがついていた。



2人で顔を見合わせ、
宗汰が恐る恐る玄関を開ける…。




「おかえりー‼︎‼︎‼︎‼︎」



「お、お母さん?!」



「あ、何、宗汰くんじゃない!!
大きくなったわねー。」




そこにいたのはお母さんだった。