「宗汰…。」



「ちょっと邪魔するな。」



そう言って家に入り、
我が家のようにくつろぐ宗汰。


通夜の日以来だ、宗汰に会うのは。




「どうしたの?」



「べつに。」




宗汰はソファに座りテレビを見始める。


だから我が家じゃないっての…。



でも宗汰と居ると、
安心した。



自分が嫌な考えばっかりしてないし。