「 皆さん。席に座ってくださーい。」

ハッと我に返る
あまりにボーッとしてたせいか

チャイムさえ聞こえなかった


席へ着き
今まであった
自分の情けない光景を隠すように

下を俯く

これが私なのだ。

逃げることしか
隠すことしか出来ないのだ。