「 ねぇねぇ...どんなタイプの子がすき?」

その子はいつもより高い甘えた声で聞く。

私は前の席なので話が丸聞こえなのだ。

「 そうだな...。
前の席の子が結構タイプ。」

思わず振り返ってしまう。

やばい。

そう危機を感じたのは
質問していた女の目付きがひどかったからだ。

多分、人間違いなのかもしれない

気を取り直し聞いてみる。

「 な、なんで?
こんなに地味だし...」

「 そーだよ!おかしいよ!」

君は数秒悩んだ後に言った。

「 んー...。この際だからさ


付き合わない...?」