その日から
私が受けてたいじめは
数を減らしていった。

と言っても完全になくなったわけではない

むしろ、エスカレートはしている。

ただ机に落書きをしたり
上履きを隠したり

そういう、
人の目に付くのがなくなっただけ

影では呼び出され
日々の悪口をいわれたり
最悪な日には殴られ
髪を切られそうになったことまである


なぜこうなったのかというと。
転校生の影響だ。

転校生は小さい頃から知ってたまま

つまり、私は前の席なので
すこしでも、自分自身をよく見せるために
仲のいいフリをしているのだ。

合せなければ
放課後に痛い目にみる
それは経験済みだった。