逢いたい〜もう一度貴方に〜

「悠莉ちゃん。どうかしたの?」
「大丈夫だよ。」
「違うでしょ?泣いてるじゃない。」
え?頬を触ったら涙が出ていた
「こ、これは目にゴミが。」
「ねぇ。百合と遊ぶ約束したの。でも百合いないみたいだし。そんなこと無かったのに。何かあったの?百合に!おじさんもおばさんも私の声を聞いたらすぐ駆けつけてくれたのに。悠莉ちゃん。関わっちゃいけないのかもしれないけど。だけど聞かせてくれる?百合に何かあったの?」
私は現実をつきつけられてるみたいで
本当にいないってわかって私は
「お姉ちゃんとお母さんとお父さん。昨日私の誕生日で事故起こして死んじゃったの。もういないの。」
私がそうゆうと莉緒ちゃんが抱きしめてくれた。
お姉ちゃんが抱きしめてくれてたみたいに優しく。
あぁ。いないんだ。
違うもん。匂いが。暖かさ。
だから
お姉ちゃんみたいに優しく抱きしめられると怖い。
私なんかが幸せに溺れそうで。