「何してるの?」 「え…」 2年生の知らない先輩に声をかけられた。 呆然としていた私は、ここが2年生の下駄箱だということを忘れていた。 「あっ、すいません…。」 「由宇?」 その声に私がいると大ちゃんは気がついたようだ。 「……大ちゃん。」 さっきまで、こんなに会いたかった大ちゃん。 なのに、なんでこんなに胸が苦しいの……?