俺を求めろよ。




香奈美……



香奈美の笑顔を見ると心が痛くなった。


諒のことは言ってない、私をあの日誘拐しようとしたなんて…言えないよ。




「伊東、彼氏いたんだな!」



笑顔でいう悠朔の言葉に頬を染める。



「もしかして、沙織が話したの?」






照れて私の背中をバシバシ叩く。



手加減してくれないから痛いよ。。


こんな可愛い反応をする香奈美には、諒のこと言えないよ。


「香奈美、校門のところに諒いたよ?」


「そうなの!?久しぶりに会えるー!」



嬉しそうに校門に歩きだそうとした香奈美がくるりと私のことを見てきた。



「そういえば、諒が沙織と話したいって言ってたんだけど、話し終わったの?」



ちゃんと話してたんだ……




私も話したい!


「……わたっ」
「終わったみたいだぜ?」


私の言葉を遮っていう、悠朔。