下駄箱からローファーを取り出し履くと、目の前にはメガネ王子ことヒロさんがいた。 「あれ、ヒロさん帰ってなかったんですか?」 「沙織と帰ろうかなって思って……遅かったけど、大丈夫?」 優しいな……私の話を聞いてくれそう。 「大丈夫です……」 「なんかあったら言えよ?」 本当に優しいな。。 あの海で悠朔と会わなかったら、彼女になることはなかったのかもしれない。 あの海で他の子と会ってたら、その子が多分彼女になったのかもね…… それがたまたま私だったって話。