言いたいことも言えない。 そんなんで、やっていけるの? 「………悠朔と距離を置いて考えたいことがあるの。」 「そんなの知るかよ!側にいるって言ったばかりじゃないか!!」 なんで、そこまで怒って言うの? 「言ってはないよ、頷いただけ……」 そう言うと何も言えなくなったみたいで、黙り込んだ。 「答えは文化祭が終わってから言うね。」 カバンを持つと悠朔が何かを言ったみたいだけど全く聞き取れず、そのまま振り返らず教室を出て昇降口に向かった。