新月の輝くとき

牛若丸の衣装に着替えを済ませた私は、ふと窓の外に目を落とした。

既に数人の生徒が校門をくぐり、始めていた。

校門は、テーマ通り〝色とりどり〟に飾り付けがなされていて、文化祭の特別仕様だ。

それを見た私は、意気揚々と清宮に声をかけた。

「文化祭の幕開けね!」

いつもより数段容姿の整った神崎小夜が軽く頷くのが見えた。