新月の輝くとき

携帯電話をパタンと閉じる。

「清宮、お前が朝一番に学校に来いっつったんだろうが。」

私は、心に怒りの炎を燃えたぎらせながら、ぼそりと呟いた。

早朝の通学路は、普段とは違った閑静な雰囲気を漂わせている。

そして、その中に見慣れた姿を発見した私は、罵声を浴びせた。

「清宮っ!あんた、何分遅れたと思ってんの!」

清宮は、反省の心など毛頭なさそうな顔つきで、ちらりと腕時計を確認する。

「えと、一時間半?」