新月の輝くとき

私を好いている相手とは、清宮だったのか。

清宮に好かれるというより嫌われていると思っていた私は、茫然とする。

その時、私の脳裏に恵の笑顔が掠めた。

確か、恵が清宮のことが好きだったはずである。

親友は裏切れないし、清宮のことは大嫌いだ。

満足な返事を決断した私は、お腹の下の方に力を込め、肺いっぱいに空気を吸った。