新月の輝くとき

「気のせいじゃない?そのセリフ、ちょっと強引俺様系男子ですか?お生憎様!私、優しい系男子のほうが好みなんですけど!」

「あ?誰がお前の好みなんか聞いたんだよ!それから、鏡で自分の顔を見てから好み語れよ、クソ女!」

見るに堪えない醜い言い争いが続く。

何だ、どうしたと学生たちが次々と教室から出てくる。

「やんのか、この野郎!」

「買ってやろうじゃねぇか、その喧嘩。」

周りの学生たちから大きな歓声が上がった。

私は、目の前の標的を睨みつけた。