新月の輝くとき

私は、彼をキッと鋭く睨みつけた。

彼は、視線をフラフラと宙に彷徨わせ、私のほうを見ようともしない。

祖父は、私達の様子に心底呆れたというような表情で肩をすくめた。

「やれやれ、困ったものだね。今夜の戦では、お前達に北の門を任せることになっているんだ、仲良くしなさい。」

祖父は、私達を低い声でたしなめると、作戦会議があるからとその場を立ち去った。