牡丹の亡霊?との出来事の翌日、私は、筋肉痛に悩まされつつも、登校していた。

牡丹と別れた後、私は、あのバイクで一時間の距離を歩いて帰宅したのだ。

そして、極めつけは、祖父の説教であった。

ヘトヘトで帰宅した私を、畳に正座させると、小一時間ほど小言を続けたのだ。

それが、このザマである。

私は、腿裏をさすりながら、全身筋肉痛に涙していた。

「筋肉痛…痛いなぁ」

痛みに絶対安静の必要を感じた私は、教室に入ると、おとなしく席についた。