新月の輝くとき


私は、約束通り三日間、しっかりと働いた。

私の仕事は、主に祭りの会場となる祠の掃除だった。

初日は、慣れない仕事に十七つくった切り傷も治りかけた。

最終日につくった切り傷は、膝に一つと左手の指先に一つだけだ。

三日目の夜更けは祭りにあたり、祠の周りでは、宴会が開かれ、烏天狗が俊敏な動きで舞いを披露していた。

踊りながらも、その羽団扇で炎を自在に操る姿が凛々しい。

祭りの様子を見ていると、三日前の喧騒が嘘のようだった。

胸に罪悪感を覚えた私は、祭りから離れると、空を見上げた。

私が唯一知っている星、北極星が、やはり輝いていた。