新月の輝くとき

「ふぅん。」

それでも、私は、気分が晴れなかった。

本当に答えが見つけられなかった。

清宮の言葉を全て納得することも出来なかった。

私達より、ずっと長い時間というものを経験している妖の気持ちなど一生理解できないのかもしれない。

ぼんやりとした視線を宙に向ける私に急に清宮が、手を差し出した。

「清宮、どうしたの?」