「俺、ついていこうか?」 「ううん、大丈夫。さすがにそこまで羚くんに迷惑かけられないもん」 優しい、羚くん。 お互いを恋愛対象として見ることはこの先、絶対ないだろうな……。 わたしにとって羚くんはお兄ちゃんだから。 「羚くん、いつもいつもありがとう」 「いいよ。華ちゃんと話するの意外に好きだから」 頑張るよ、わたし。 素直に自分の言いたいこと、桐生くんに伝えるからね。 . 。 . : * ☆