*Endless Story*

 後日、ぼくに、少し焼けた跡の残る手紙が渡された。――それは、彼女がぼく宛に書いた手紙だった。

 飛行機が墜落すると聞いてすぐに書いたものだろうか。……死を、覚悟して書いた、彼女が最期に残したものだと、ぼくは思う。