学校の帰り道。いつも通り、私と真琴は、下校していたのだ。

 そこで、ボールを追いかけて道路へ飛び出してしまった男の子を庇って、トラックに轢かれてしまった。


 死なないと思っていた。


 無駄に頑丈で、これに似たことは何回も起こって、その度に心配して。

 それでも、毎回、平気な顔して、おはようなんて言って、起きるのだ。


 だから、今回だって。