夏休みも終わって、体育祭の準備が着々と進むなか私たちの恋は冷め始めていた。
メールもしなくなって、クラスでも話さなくなった。
ほかの子達からは
「もう、別れたんちゃう?」
という噂も広まっていた。(同じ部活の子に聞かれて初めて知った。)
宏はモテるから、いつ振られてもおかしくなかった。だから怖かった。
体育祭の競技メンバーが決まった。私は100m走、宏は二人三脚。
しかも宏の二人三脚の相手が宏のことが好きだったらしい。(このことは後で知った。)
私は少し諦めかけていた。
体育祭当日。男子も女子もザワザワしていた。
二人三脚の女の子(なっちゃん)が怪我をしてしまったらしい。
なっちゃんは、怪我をしたのは私のせいだと言っていた。
意味がわからなかった。私がやったという状況の説明が訳分からなかった。
「自転車を駐車場に置いている時に、自転車を倒してきて、自転車と自転車の間に挟まった。多分、うちが宏君と二人三脚やって欲しくなかったからやと思う。」
私が「違うから」と言っても、誰も信じてくれるわけもなく。
先生も私がやった。と思っているらしい。
でも、駐車場には違う先生がいたはず。
だから私は、
「そんなに私を疑うんだったら、今日、駐輪場担当だった先生に聞いたらいいじゃないですか。私はもう先生のいうことなんて信じませんから。」
「今日担当の先生に聞いてみるよ。でも、なんで信じてくれなくなるんだ?」
「先生が私のいっていることを信じてくれないからでしょ?」
「信じてるよ。」
「信じてるんならなんで全部私が悪くなるの?なんで謝らないといけないの?ほかの先生になんにも聞いてないくせに。」
「今から聞いてくるよ。」
そんな時、宏が口を開いた。
「先生。稀々菜の言う通りです。 というか稀々菜は何も悪くありません。なっちゃんは今日車で来てたのて、駐輪場なんかにいる訳ないです。」
メールもしなくなって、クラスでも話さなくなった。
ほかの子達からは
「もう、別れたんちゃう?」
という噂も広まっていた。(同じ部活の子に聞かれて初めて知った。)
宏はモテるから、いつ振られてもおかしくなかった。だから怖かった。
体育祭の競技メンバーが決まった。私は100m走、宏は二人三脚。
しかも宏の二人三脚の相手が宏のことが好きだったらしい。(このことは後で知った。)
私は少し諦めかけていた。
体育祭当日。男子も女子もザワザワしていた。
二人三脚の女の子(なっちゃん)が怪我をしてしまったらしい。
なっちゃんは、怪我をしたのは私のせいだと言っていた。
意味がわからなかった。私がやったという状況の説明が訳分からなかった。
「自転車を駐車場に置いている時に、自転車を倒してきて、自転車と自転車の間に挟まった。多分、うちが宏君と二人三脚やって欲しくなかったからやと思う。」
私が「違うから」と言っても、誰も信じてくれるわけもなく。
先生も私がやった。と思っているらしい。
でも、駐車場には違う先生がいたはず。
だから私は、
「そんなに私を疑うんだったら、今日、駐輪場担当だった先生に聞いたらいいじゃないですか。私はもう先生のいうことなんて信じませんから。」
「今日担当の先生に聞いてみるよ。でも、なんで信じてくれなくなるんだ?」
「先生が私のいっていることを信じてくれないからでしょ?」
「信じてるよ。」
「信じてるんならなんで全部私が悪くなるの?なんで謝らないといけないの?ほかの先生になんにも聞いてないくせに。」
「今から聞いてくるよ。」
そんな時、宏が口を開いた。
「先生。稀々菜の言う通りです。 というか稀々菜は何も悪くありません。なっちゃんは今日車で来てたのて、駐輪場なんかにいる訳ないです。」

