鏡原くんはすねたようにそう言った。

「なに、鏡原くんには関係ないでしょ!」

その時日葵が私にしか聞こえないようにぼそっとつぶやいた。

「……ヤキモチ焼いてるんだよ、きっと」

日葵!!!

なんてこと言うの!?


鏡原くんが私のこと好きなんて腐ってもないかなね!?


「関係なくねーよ、隣の席だからニヤニヤされたら気持ち悪いんだよ!」

「何ムキになってるのよ!気持ち悪くてすみませんね~」

「ちょっと!!二人ともストーーップ!」

私たちは今にも喧嘩が始まりそうな感じだったので、日葵がとめにはいった。