それが君の願いなら。



「みんなやる気出ただろー!? それじゃあ始めるぞー!それぞれの班でちゃんと協力して探すんだぞー! いいか!今回解けない問題は出してない!だからと言って簡単な問題ばかりでもないからなー! お前たちの運次第で問題は簡単であり難しくある!」


あの先生、体育会系で暑苦しい感じなのに意外と厨二っぽい先生だったんだ…。


1人感心していると、雅ちゃんに耳打ちされた。


「いい?凌ちゃん。雅たちみんなが協力して必死に集めたら絶対大丈夫! 本気で探してよ!?」


「あははっ。分かった。頑張るね!」


雅ちゃんの言葉に深く頷き笑顔で答えた。


そして先生の声が再び響く。


「位置についてー! ……お前らぁー!出陣だぁああああ!!」


先生の謎の合図でみんなが一斉に走り出す。


……あれ? 樹英戻って来てる。


そう思って横を見ると、「汗かくのヤダ」なんて言ってたのにちゃんと走ってる。


そこまでして欲しいんだね…。


なっちゃんも雅ちゃんも樹英も、みんな必死。


あたしも頑張らないと…!


運動が苦手なあたしは一生懸命走りながら紙を探す。


こういう時って普通は岩の後ろに隠されてたりするんだよね。 …なんて、漫画の読み過ぎだと思いながらも近くの岩の後ろを見てみる。


「うーん…流石にないかー…」


肩を落とすあたしの耳に「見つけた!」と言うなっちゃんの声が届いた。


走ってなっちゃんの所へ行くと、そこには謎の問題が…。


【問題:大人気漫画"ONEPIECE"の主人公ルフィの生まれ故郷はどこ?】


「「「「………」」」」


な、なんてマニアックな問題……!!


いや、分かるけどさぁ!


ため息を着いた瞬間、樹英にボールペンを渡される。


「凌ちゃん!ここは凌ちゃんに任せた!」


「……まぁ、いいけど…。」


そう言いながらあたしはしっかり【答え:】の隣に【フーシャ村】と書いた。


――こんな問題ばっかだと楽かもしれない…なんて思いながらあたし達は残り3枚分の紙を必死で探した。