その後、帰るまで兄様はずっと無言だった。 「兄様。私は兄様が1人でなにかを背負われてらっしゃると気づいたから、そう思ったから。剣を学びました。とおに覚悟はできております。兄様は悪くありません。兄様は、兄様は…」 だけど以蔵には届かず虚しく私の声だけが響く。 「俺、お前が大切なんだ。お前がいるからこの残酷な世界も美しく思えた。この腐った世の中を変えなきゃいけない。」 「以蔵さん。帰りましょう。私たちの家にーーーー」 「あぁ。行こうか。」 そして私達は家路へ着いた。