そして、幸せな時が流れた。

ずっと続いて欲しいっておもった。

私が座れるようになれば、

「凛!座ってる!座ってる!蓮!」

「凛月が、座ってる……?」

これ以上ないくらい大袈裟に喜ぶお父さんとお母さん。

それでもなんかどこか物足りないんだ。

パズルのピースが一つだけないみたいな。

とても大切なことだと思うんだ。