攘夷理論。



気が遠くなるほどの時間を闇に包まれて過ごした。


気が狂いそうだったけど、女の人と男の人が話しかけてくれたから大丈夫だった。


でも、あるとき。

パチッ

目が、見える??

ずっと聞いていた声はこの人たちだったんだ。

女の人は金髪で青い瞳。スレンダーで綺麗な人だった。

男の人は色が少し焼けていて、ぱっちりした瞳で純日本人て感じのかっこいい人だった。

まるで、そう、夫婦のようだった。

「凛、おはよう。」

「凛月。おはよう。あれ?見えてるのかなあ?可愛い……」

見える??まるで知っていたような……

まさか……

身体を動かしたくても動かない。

身体をどうにか捩って手を見てみた。

驚くほど小さくてぽよんぽよんで。

まさかと思っていたことは確信に変わった。

私……生まれ変わった?

前世のことはやはり少ししか覚えていないけど。

なんとなく、わかる。

私はもう一度生を受けたんだ。