気がつくと目の前は真っ暗で。 私は彷徨っていた。 闇の中をずっと。 「どうして?私は舌をーー」 「本当に可愛いわ。この子は今日から凛月。凛月よ。凛とした月のような子になるように。」 その名は私の名よ。 以蔵さんが、私にくれ、た… あれ、以蔵?だれ? ここは、どこなの?、 貴方達は?だれ? 「いい名だね。凛。そう呼ぶよ。」