辛い。辛くて。
苦しくて。
だけど、以蔵さんのいない世界なんて見たくない。
だから、殺して。早く。
もっと酷いことしてよ。
早く。
「こんなもんなの?天下の幕府が聞いて呆れるわね。」
「こんの小娘。いいだろう。女には女のモノがあるだろう?」
するとおもむろにズボンを脱ぎ始める男。
女のモノとはそういうことだ。
「舐めろ」
「あんたの舐めるくらいなら死んだほうがマシ」
舐めるなら以蔵さん以外受け付けないわ。
「いいだろう」
ビリビリ…
破ける褌と着物。
そして乾いたそこに入れられるモノ。
「黙ってりゃあっ、可愛いのによっ岡田以蔵と出会ったばっかりに可哀想な人生っ歩んだなっ」
「うるさいっ、以蔵さんは悪くないっ、お前らなんて死ねっ地獄へ落ちろっ呪ってやるっ、この世界の、全てをっ」
私の目に映るものはこの世への闇。憎悪。怨念。
「だんだん濡れてきたじゃねえかっ」
「だからなんだ。」
ドピュッ
吐き出される欲。
あぁ。以蔵さん見ないで。
本当は貴方にされたかった。
〝俺以外に触れさせるな〟
あぁ。ごめんなさい。
約束、守れませんでした。
「以蔵っ、ごめんなさいっ」
一筋の涙を流し、私は舌を噛み切った。
グチッ