【短】《私出来番外編》 また新たな一欠片

ポワポワとお花を飛ばして微笑み合う私と一流を見て、梓灯が郁史のホッペタをつねる。


「ちょっ、梓灯イヒェよ!」


「私のコップも空になってるの、アンタ気づいてなかったの?」


梓灯の右手によって伸ばされる郁史の頬は、まるでさっきのピザのチーズの様によ~~く伸びていた。


痛そうだけど、私はヘタレなので助けてあげられない。


「相変わらず中脇君は、梓灯の尻に敷かれてるのね」


「あ、あひ…わりゃってないでたふけてくれ(秋、笑ってないで助けてくれ)」


クスクス笑ってる秋に助けを求める郁史は、最早半分涙目だった。