そのまま手近にあったエビがたくさんのったピザを1ピース口に運ぶと、チーズがビロ~~ンと伸びた。


――――…一流が意識を取り戻し、“人間”として再び私の前に現れてから、3ヶ月。


私と一流は、まあまあ順調に愛を育んでいる。


『どうもこんにちは』


『『………?誰?』』


私達が再会してから、私は梓灯と郁史と秋に一流を会わせた。


霊感が無くて一流が見えなかった梓灯・郁史は、人間バージョンの一流を目の前にしても、首を傾げるだけ。


だけど幼少期から霊感体質で、ずっと幽霊バージョン一流が見えていた秋だけは違った。