【短】《私出来番外編》 また新たな一欠片

ゆっくりと一流の背中に手を回すと、一流も更に強く抱きしめ返してくれた。


「おじいちゃん、いい事言うね」


「オレが小5の時、病気で亡くなっちゃったけどね。死んだと思い込んでた時天国に行ったら会えるかな考えてたけど――――…こうやって生きてる者同士で蕾と一緒にいられる事も、嬉しいよ」


同じボディーソープを使ったせいで、一流から私と同じニオイがする。


スンスンと鼻を動かしてピッタリくっついてると、今更ながらドキドキしてきた。


一流は優しい。意外と怒ると怖いけど、いつもは超が付く程優しい。


でも、それが厄介なのだ。