【短】《私出来番外編》 また新たな一欠片

ボソボソと話す一流はお風呂上がりのせいか、両頬が赤く染まっている。


だけど段々赤面しているのは、湯上がりだけが原因ではないと分かった。


一流は男の子だから、彼女……私と同じ部屋で寝るのは耐えられないらしい。


「でも私達、夏にもここで一緒に暮らしてたじゃない。一流は幽体だったけど、私だけには触れたんだよ?なのにムリなの?」


夏のあの約3週間、今と殆ど同じシチュエーションだったのに、ムリっておかしくない?


「あの時だって本当は蕾への気持ち自覚してからは、色々耐えるの大変だったんだよ…それが人間同士となったら………」