先輩、私のこと好きになってくれますか?






クラスのHRが終わって、3年生の教室へ。
ちょうど先輩たちのクラスも終わったらしく、
ゾロゾロと解散し始めた。



いろんな先輩に見られてる…。

は、恥ずかしい!



そう思いながらも大翔先輩を待つと、
教室から出てきた大翔先輩と目があった。



「柚乃ちゃん!」



私を見つけた大翔先輩はすぐに駆け寄って来て、
ぎゅっと抱きしめてきた。



……抱き締めて…抱きしめる?



…ウソ!?な、なんで!?



女の子たちの悲鳴にも似た叫び声と、
須田先輩の大翔先輩の名前を呼ぶ声、
男の先輩たちの冷やかしが一斉に聞こえた。



「どこに行ってたの?探したんだよ?」



大翔先輩の腕から解放されて先輩を見ると、

怒ったような、悲しそうな、
そんな表情をしててビックリしてしまった。