先輩、私のこと好きになってくれますか?






「一応教室一周したら、カバンが床に落ちてて、
失礼だとは思ったけど中身確認したら、ノートに柚乃ちゃんの名前書いてあってさ…

急いで担任の先生に確認したら、
資料室に仕事頼んだって言ってさ、
そしたらたまたま通りかかった事務員さんが、鍵は閉めてるなんていうからもうビックリしたよ」



背中をさすりながらそう話してくれた先輩は、
間違いなく私のヒーローで…



安心感からかなぜだか涙が止まらなくなっても、
大翔先輩はずっと抱きしめててくれた。



「…大丈夫?」



心配そうに聞いてくるもんだから、
笑顔で頷いた。



そんな私をみた先輩も笑顔になって
一緒に帰ろうかって手を引いてくれた。