先輩、私のこと好きになってくれますか?






資料室の時計を見ると既に7時45分。

最終下校時刻になっても尚、私は誰にも助けられずにここに1人座ってる。



この資料室は外から見るためには学校の裏側に行かなきゃいけないんだ。



だからこそ、窓から助けを求めることもできなかった。



体力的にも精神的にも限界かもしれない……



明日までここにいるのはさすがに嫌だし、
夜の学校なんて絶対にイヤ!!

私ホラー大っ嫌いだもん!



本当に誰でもいいの…助けて下さい…。



何度目かのため息をつこうとした時、

ガチャン、ガラガラっ──



そんな音と、

「柚乃ちゃん!」



そんな声が聞こえて思いっきり振り返った。



「ひ、大翔先輩!?」



「柚乃ちゃん、大丈夫?」



大翔先輩は私の元に来たと思ったら、
ふわっと優しく抱きしめてくれた。



なんだかすごく泣きそうになる。



「ど、してここ…に?」



「理央が教室の電気点いてるって言ってて、
なんでか分からないけど嫌な予感がしたんだ。
それで教室行ってみたら何もなくて…」



何も…そんなはずない…だって私のカバン…。