先輩、私のこと好きになってくれますか?






お昼休み前、大翔先輩に転校生が来て
その転校生が、昨日話した内容の男の子だということを一応報告した。



そしてお昼休み。



「案内、してもらっていい?」



お弁当を食べ終わった私の前に、
笑顔の陽七汰。



陽七汰は、最後の最後で私が遊ばれていたことに気づいたことを知ったはずなのに。

何事もなかったかのように接するんだね。



「うん」



それなら私だって、ゼロからスタートする。



「柚乃…」



「東雲くんに校舎案内してくるね!」



心配そうな沙耶ちゃんにそう言って、
陽七汰と教室を出る。



すれ違う人たちは悪いウワサの流れてる私よりも、隣の転校生に興味津々みたい。



時間をかけて一通り案内し終わったところで、

屋上へ着いた。