三年後の約束

4時間目。音楽の時間
2年のまとめって…。
3年の今することじゃないと思う。
金田くん、手ぶらで来てる…
「羽野シャーペン貸してくんね?」
え、私!?私に言ったの!?
「借りるよ?これいい?」
あ、それ…
風雅に貸してたやつだ。
「あ、使ってもいいよ。」
昨日まで風雅が使ってたな。
そんなに好きじゃなかったはずなのにな。
なんで別れたら思い出ばっかり…
いいところばっかり…
そんなことを考えていた
「はい。ありがとう 風雅のシャーペン!ごめんねー、俺使っちゃって~」
クラス中に聞こえる声だった。
もちろん風雅にも聞こえたはずだ。
「テル、羽野別れたんだよ!」
「お前何ゆってんだよ!」
頭が真っ白になった。何も考えてなかった。
「え、うそ!?羽野ごめん。」
「…羽野??」
なんでだろう。涙が止まらない。
辛かった。別れ方も一方的で
すごく辛かった。
「あ、大丈夫だよ。金田くんのせいじゃないから。ごめん」
なんで泣いてんだろ。でも止まらない。