三年後の約束

4限音楽か。道具持ってきてねぇな
手ぶらでいっか。なんもしねぇだろ
「2年生の振り返りするからー、プリントまわしてー」
…。まぁ授業で何もしないわけないよな。
どーするかなぁ。
あ、羽野の筆箱のシャーペン。風雅が持ってたヤツ。
無性に奪いたくなった。
「羽野、シャーペン貸してくんね?」
まぁ、ダメって言わんても借りるつもりだけど。
なんで俺が声かけるとそんなにビビんだよ。
「借りるよ?これいい?」
許可をとる前に風雅のシャーペンを取った。
「あ。使ってもいいよ。」
なんで途中間空いたんだ。そんなに使われたくねぇのか?
そりゃ彼氏のシャーペンなんて使われたくないか。
早めに返すか
「はい。ありがとう 風雅のシャーペン!俺使っちゃって~」
わざとじゃない。口が先に出た。
周りの空気が凍った。
羽野は下を向いている
『え、俺何した…?』
「テル!羽野別れたんだよ!」
は…。そんなんしらねぇよ…
だって朝話して。
あ、だから羽野がシャーペンもってんのか?
「え、うそ!?羽野ごめん。」
下を向いたまま何も返事がなかった。
怒ってるって思った
「…羽野?」
泣いていた。
え、俺泣かせた
そりゃそうだよな。考えなしだって思ったよな。
絶対嫌われた。
「あ、大丈夫だよ。金田くんのせいじゃないから。ごめん。」
泣きながらそうゆった彼女をみた。
俺、君の事…愛しくて愛しくてたまらないみたいなんだ。