幕末の雪

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そしてその日の夜。


早くも決行することにした新撰組は、極少人数で行動を開始していた。


作戦内に組み込まれたのは、囮役の斎藤、見張りの監察方山崎烝、そしていざという時のために幹部の沖田と、同じく幹部である八番隊組長藤堂平助だ。


山崎烝(すすむ)


監察方に所属する関西出身の青年で、真面目な性格と正確に物事をこなす容量を備えている。


随時真っ黒な装束に身を隠していて、敵の情報を探るのを主な仕事としているが、時には参戦したり救護班としても活動する。


藤堂平助


人懐っこい性格をした幹部最年少の青年で、時には熱く、時には凹みやすいと感情が表れやすい。


くりっとした目は女子のようだが、小さな身長ながらも常に真っ向から何事にも立ち向かうため、かなり頼れる存在でもある。