蝉が鳴き始める頃、 朝会が開かれた。 町中の妖精が集まる集会である。 妖精カルマは身支度を済ませ大広場へ 向かった。 少し寝坊したのでもうすでに人が沢山い て、 後ろのほうの席になってしまった。 遠くの台の上におおじじ様がいるのが見える。 その隣に椅子が数個ありじじ様たちが座っていた。 3つ上の妖精達がマイクスタンドを持ってきた。 おおじじ様が立ち上がりマイクスタンドの前に立った。