「えっと、海斗君のお母さんに頼まれて勉強を教えに来ました」



そう言ったら海斗君が少しずつ近づいてくる。



えっちょっと待って、怖いよぉ



反射的に後ろに下がる。



もう壁じゃん。下がれないよぉ



「勉強なんか、無くたって生きていけるんだよ。
もっといい事を俺が教えてやるよ」



海斗君の顔がドンドン近づいてくる。



ヤバイ。この状況ってキスされるよね・・・