「うぅ…。」



海斗の家を出たとたんガマンしていた涙が急に襲い掛かってきた。



こんな状態じゃ家に帰れないな



「んっ。あれって…」



公園の前を通りかかると木の下に座り込んでる人を見つけた。



あの人って陸也だよね…?



あたしは陸也らしき人に近寄って言った。



「陸也!?
こんな所で何してるの?」